ホッキョクグマ「武器で殴る」の技を知っていた。セイウチを氷の塊や岩で撲殺することが判明 (2/3ページ)
【天王寺動物園】ゴーゴくん道具を使うよ!・ホッキョクグマは武器を使ってセイウチを撲殺していた
スターリング博士らは、イヌイットの狩人や冒険家・学者などが誰かから聞いたホッキョクグマの道具の利用に関する逸話を調査した。
さらにイヌイットなどが証言する最近の目撃談や、ゴーゴやヒグマ(ホッキョクグマの一番近い親戚)などの行動記録なども集めた。
『Arctic』(6月8日付)に掲載された報告によれば、野生のホッキョクグマがたまにではあるが、実際に岩や氷の塊を武器にして、セイウチをしとめていたことがあるという。
ホッキョクグマが獲物に氷を投げている動画(13:20あたり)
Polar Bear Collar Cam B-Roll 2014, 2015, 2016・道具を使いこなすのは高い知能の証
一般に、何らかの問題を解決するための道具の使用は、高い知能の証だとされている。たとえばチンパンジーは小動物を狩るために槍を使うことがあるし、イルカは隠れたエサを探すために海綿をくわえて砂を掃く。またゾウは電流フェンスに木や石を落として、壊してしまう。
ホッキョクグマの知能をきちんと調べた研究はほとんどない。しかしスターリング博士によれば、その行動からは彼らが非常に高い知能を備えていることをうかがい知れるという。
そもそもクマ科の動物は高い知能を持つことで知られている。