防衛費"大増額"目指す菅政権、小中学生向け「はじめての防衛白書」を公開 (2/3ページ)
増額はアメリカとの“約束”でもある。
「4月にアメリカのバイデン大統領と菅首相の首脳会談が行われた時に出された声明では『日米同盟強化』が掲げられ、そこには日本の防衛力強化が盛り込まれていました。防衛費の増加がこの約束に応えるものというアピールもしておかなければということです」(前出・記者)
増額は当然という雰囲気を国民全員に浸透させたいということか、16日には防衛省が小中学生向けの「はじめての防衛白書」を公開。ネットで簡単に見られるようになった。
その中身を見ると、全32ページの白書は防衛省がツイッターで宣伝している通り、「より平易な言葉で、イラストなどを多く使い、簡潔でわかりやすく記述した」ものとなっている。「国の防衛はなぜ必要なの?」と素朴な疑問に答えるところから始まり、インド太平洋地域・中国・朝鮮半島・ロシアの周辺地域の現状を解説。「憲法と自衛隊との関係」や必要となっている新たな取り組み、日米同盟の必要性などを説いている。
「対中国で言えば、中国を中心にして日本が上に来るようにひっくり返した地図が掲載され、中国が太平洋に進出していくにはいかに日本や台湾が上から蓋をしているように邪魔な配置になっているかという、地政学的な位置取りも見て分かるように工夫されています。