五輪閉会式ダンサー“SNS大荒れ”で削除「誹謗するのは違う」「絶対おかしい」

8月8日の東京五輪閉会式でパフォーマンスを披露したダンサーのアオイヤマダが、ツイッターアカウントの削除に追い込まれたと、ネット上で話題になっている。
アオイは五輪閉会式で、樹木をイメージした緑の衣装で追悼ダンスを披露。〝茎ワカメダンス〟としてネット上で話題になった。
このパフォーマンスについて彼女は、インスタグラムで《これを機に〝追悼〟について資料をみたり、考えたりしました。戦争のこと、差別のこと、コロナのこと。私が印象に残っているのは、戦後に語られたある人の言葉『戦争で死んでった仲間たちは追悼されとる。わしらみたいに生き残ってしまった者を追悼してくれる人はおらん。』そもそも〝追悼〟という言葉は生きている人が亡くなった方にむけた言葉ですが、この概念を緩めることができるのが踊り、ダンスだと思っています》などと、思いをつづっていた。
この投稿をInstagramで見るアオイヤマダ(AOI YAMADA)(@aoiyamada0624)がシェアした投稿
しかし、そんなアオイの思いに一部のアンチが過剰反応。閉会式後、アオイのツイッターは大荒れ状態になっていた。
アオイヤマダへ寄せられる誹謗中傷にNO!「アオイのパフォーマンスがあまりにも前衛的で、拒否反応を示す人が続出。その後、一部の不届き者がアオイのツイッターに誹謗中傷を書き込み、連日大荒れ状態になっていました。アオイもさすがに看過できなかったのでしょう。なんの告知もないまま、15日ごろにひっそりとツイッターアカウントを削除しています」(ネットニュースサイト編集者)
彼女のアカウントが消えたと拡散されると、ネット上には
《アオイヤマダさん、大丈夫なのか? こんなやり方絶対におかしい。彼女にはなんの責任もないだろ。エンターテイメントがどんな仕組みで成り立ってるのかみんなが理解しないと恐ろしいことになるよ》
《あんなすげえダンスだったのに誹謗中傷投げつけんのかよ。ほんとやだわ。俺が思ってるより、とっても残念な人が沢山いて気が滅入る》
《演者はショーを構成する1パーツでしかない。名前が見えてる唯一のパーツに心ない言葉の刃を向ける卑劣さよ》
《その物事についてちゃんと知りもせずに誹謗中傷するのはほんとやめた方がいいよ》
《追悼のダンスをしたアオイヤマダさんを誹謗するのは違う。自分もあのダンスを理解する事は出来なかったけどそれは感性が違うだけ。あのダンスを世界に発信する事を決めたのは裏の人。表に立ってる演者には言いやすいのだろうけど》
といった同情の声が寄せられている。
アオイのパフォーマンスが受け入れられなかったとして、誹謗中傷を書き込むのは完全にモラル違反。自分が〝理解できない〟ため誹謗中傷するネット民は、自ら無知だと自己紹介していることに気がついてほしいものだ。