逝去・千葉真一さんインタビュー「僕、アクション映画大っきらいなんですよ」 (2/3ページ)

日刊大衆

 僕の映画の骨格は、英語でいうと、moving love。日本語でいうと、愛と感動。それが感じられるものが、本当の映画だと思うんです。

 僕はアクション映画、大っきらいなんです。アクションとは、ドラマでなきゃいけない。アメリカのは、はっきりいって見せ物。なんの必然性もねえ。なんでドンパチドンパチ、あんな火薬でゴンカンゴンカンやらなきゃならないの。派手なことやればやるほど、「バカヤロウ、あんなものにカネ使いやがって。100分の1のカネでもいい、俺たちに映画作らしてくれよ!」と。

 カネのないのがもう、悔しいんですよ。俺が借金をしてるとか、なんか知らねえけど30億も40億もって、あのね、そんーな借金、してみたいわ。映画作ってみたいわ、それで。1億もありませんよ。何千万はありますよ。でも、借金あったっていいじゃないですか。僕の借金は、すべて映画だから。「千葉真一は借金してる」とかいうけど、うるせえ、っていいたい。女でカネ使ったり、酒で使ってるんじゃねえだろ、って。

■「世界に出ろよ、日本人よ」と思います。力貸してくれよ、と。俺一人じゃ無理なんですよ

 京都の家を売って、20億ぐらい持ってアメリカ行ったわけだけど、そんなもんもう、すっからかんですよ。

 それで、アメリカで俺と一緒に闘ってる人、誰がいます? 「世界に出ろよ、日本人よ」と思います。力貸してくれよ、と。俺一人じゃ無理なんですよ。

 死ぬまで、映画と闘ってますよ。オレも深作さんと一緒だと思います。ケガして死のうがなにしようが、現場で死にたいですね。盆栽で死にたかない(笑)。

 僕は、文化と経済は比例すると思ってるんです。現状は、文化をおろそかにしてる、と思えてならない。国も、われわれに協力してほしい。

 この素晴らしい日本文化を、世界に伝えたいんです。(インタビュー終わり)

 あらためて、不世出の役者、そして侍だった千葉さんを悼みます。

注1=1900年に新渡戸が英語で書きあげ、全世界でベストセラーになった著作。

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