本塁打だけじゃない「投手・大谷」が防御率タイトル争いに参戦! (2/2ページ)

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「本塁打王争いのライバルたちが失速ぎみなので、打席数が減っても大丈夫ではないかとエンゼルス首脳陣は見ています。なんとかして、大谷にタイトルを獲らせてやりたいと思っています」(前出・同)

 もっとも、リアル二刀流には「弱点」もある。ヤンキース戦でKOされた7月1日(同)、大谷は「1番・投手」で出場したため、その後を任された救援投手にも打席がまわり、その都度、ジョー・マドン監督は代打を告げ、投打ともに“総動員”となってしまった。投手に比重を置くとなれば、指揮官は代打要員を余計に使いたくないと思うはず。

 リアル二刀流の出場機会が少なくなるのは残念だが、大谷の防御率は7月以降、1.58と驚異的な数字を残している。トータルで2.79。まだ規定投球回数には達していないが、この数値を防御率タイトルに当てはめると、ア・リーグ2位。投手偏重の起用で、投手タイトル争いにも加わってくるかもしれない。

(スポーツライター・飯山満)

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