江戸時代には専用の指南書あり。古代人も愛用した女性用”大人のおもちゃ”の歴史 (2/3ページ)

Japaaan

張形

張形の起源

張形の起源は正確にわかっていないが、飛鳥時代から奈良時代にはすでに存在していたらしい。

張形は日本で生まれたものではなく中国からの伝来品であったとされ、遣唐使が献上品として持ち帰ったものが最初だと考えられている。

古代の中国では、家畜として飼われていた水牛の角を利用して張形が作られていたようで、角内部の空洞に温めた綿を入れ、柔らかくして性道具とした。

張形の需要

奈良時代の僧侶であった道鏡(どうきょう)は、孝謙天皇の寵愛を受け法王にまで出世した。二人の間には男女関係があったという通説があり、当時を記述した資料の中には道鏡が張形を勧めたとされる記載や、孝謙天皇が張形を使用していたとする件が登場する。

江戸時代には大奥に使える女中の間で張形が流行った。当時の流行絵師である「歌川豊国(うたがわとよくに)や「菱川師宣(ひしかわもろのぶ)」が描いた作品には、張形を求める女中や行為に励む女性を描いた春画などが多く現存している。

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