8月31日に放送された「マツコの知らない世界」にラッパー兼シンガーソングライターのKREVA（45）が出演。「まさかこのタイミングで出演とは」と、ネット上で大きな話題を呼んでいる。

　と言うのも、この放送日の前々日となる8月29日に、愛知県常滑市にて野外音楽フェス「NAMIMONOGATARI（波物語）2021」が開催。このご時世に多くの人が集まり、密状態を作り出してしまったことで、大きな批判を浴びることとなった。同イベントには多数のHIPHOPアーティストが出演していたことから、「やっぱりHIPHOPって不良がやるものなんだな」といった声も多く、今回のKREVAの出演にも「今の時期にテレビへ出ちゃって大丈夫なの？」など、疑問の声が呈されていたばかり。

　しかし、この日KREVAは「文房具の世界」の案内人という、HIPHOPとはガラッと異なるテーマで登場。「ラッパー兼音楽界の文房具王」と呼ばれるほど文房具が好きだと言うKREVAは、とっておきのボールペンとして三菱鉛筆のユニボールエアを紹介。「これを娘の宿題の丸つけに使っている」と、普段の姿からは想像がつかないような、アットホームなパパの一面を見せていた。

　思わぬかたちでHIPHOPが注目されることになってしまったが、KREVAの意外な一面を見られたことで視聴者からは、「NAMIMONOGATARI関係で落ちまくったHIPHOPの評判を、KREVAが文房具を使って引き上げてる」「文具愛が溢れ出て、笑みがこぼれ落ちそうなKREVAさん、一気に好きになりました」「HIPHOPシーンが炎上している中でマツコの番組でひたすら文房具紹介してるKREVAさん流石っす」など、称賛の声が相次いでいた。

「KREVAはああ見えて慶応義塾大学出身のエリート。ぱっと見の雰囲気とは違って話し方にも品があり、好印象を抱いた人が多かったようですね。これまたイメージとは違う家庭的な一面を見せたことも評価につながったようです」（芸能ライター）

「バカ騒ぎしているだけのフェスの参加者とKREVAは違う」といった声も多く見られた、この回。「文房具とKREVA」という思わぬ組み合わせが、HIPHOPの悪評を覆すことになったようだ。