阪神ベンチも衝撃を受けた“助っ人頼み”の打線変更 (2/2ページ)

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その是非はともかく、問題は3人の外国人選手の守備位置ですよ」(球界関係者)

 同日、一軍に昇格したマルテが三塁に入った。マルテがサードを守るのは、二軍戦を含めても“今季初”。「大丈夫かよ!?」の不安はもちろんだが、矢野監督がそのリスクをおかしてまで“外国人クリーンアップ”を組んだことで、「こんなに苦しいのか…」と阪神ナインを精神的にも追い込んでしまったそうだ。

 案の定というべきか、マルテは7回表の守備で、中日の俊足・高松のセーフティバントの処理を誤っている。その高松の出塁が中日の勝ち越しにもつながっている。ロハス・ジュニアのお粗末な守備だけがクローズアップされたが、実際は「今季初三塁のマルテ」のほうがチームにダメージを与えていたわけだ。

「大山、佐藤はここ連日、早出特打ちを続けています」(前出・在阪記者)

 大山も復調のきっかけを掴んでのスタメン復帰ではない。

 同日、先発した青柳晃洋はゴロ・アウトを積み上げていくタイプだ。“急造三塁手”への不安が「5回5失点」という、らしくないピッチングにつながったのではないだろうか。

(スポーツライター・飯山満)

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