吹き替え前、スター・ウォーズの初代ダース・ベイダーを演じたデヴィッド・プラウズ氏による音声映像 (4/5ページ)

カラパイア



 吹き替え料として、当時7500ドル(約82万円)を支払われて最初のレコーディング部屋で過ごした2時間半を、ジョーンズ氏は「特殊効果音」の役割担当と割り切った。

 実際に、効果音専門技師ベン・バードさんが、ダース・ベイダーの声をジョーンズさんの低く凄みのある声とスキューバダイビングのギアサウンドを同期させ、象徴的な機械的呼吸を作成した。・イギリス訛りの強いプラウズ氏の声はダース・ファーマー
 制作側スタッフの中には、イギリスの地方訛りが強いプラウズ氏を「ダース・ファーマー」というニックネームで呼ぶ者もいたほど、誰1人としてプラウズ氏の声をダース・ベイダーとして受け入れることができなかった。

 しかし、ジョーンズ氏は後のメディアのインタビュー内で、ダース・ベイダー役を演じたプラウズ氏に対して、「彼こそがダース・ベイダーだ」と尊敬の意を込めて語っていた。

 こちらは、2009年のジョーンズ氏のインタビューの様子だ。

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James Earl Jones On Playing Darth Vader

 今では、ダース・ベイダーの声はジョーンズ氏として定着しており、彼ほどあの悪役の声を演じるに適切な役者はいないだろうとさえ言われている。

 最初から、プラウズ氏がジョーンズ氏のような強いインパクトを持つ声に欠けており、キャラクターとのイメージが合致しないのは明らかだったが、なぜジョージ・ルーカスがプラウズ氏を最初に起用したのかは不明だという。

 こちらは、2016年のデイヴィッド・プラウズ氏。
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