お化け屋敷で発砲事件発生。10代少年を射殺した犯人は逃走中(アメリカ)
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来月はハロウィンということで、欧米各地ではハロウィンにちなんだ様々なイベントが開催され始めている。
しかし、このほどアメリカのペンシルベニア州で、ハロウィン仕様のお化け屋敷で開催予定だったチャリティイベント初日に、発砲事件が発生。1人の男子学生が死亡、1人が重傷を負うという悲劇が起こった。
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Police looking for teen who shot, killed teen, injured another at Haunted Hills Hayride・屋内・外のハロウィン仕様お化け屋敷で銃撃事件発生
ペンシルベニア州ノース・ベルサイユにある屋内外アトラクション施設「ホーンテッド・ヒルズ・ヘイライド」で、9月11日の午後8時15分頃、発砲事件が発生した。
この施設では、毎年ハロウィンの時期になるとピッツバーグ自閉症協会のためのチャリティイベントが開催されており、この日はそのイベント初日ということで、施設には大人と子供100人以上が集まっていた。Teenager Killed, Another Injured in Shooting at Pittsburgh-Area ‘Haunted' Hayride https://t.co/KERE4sGma9
— NBCWashington (@nbcwashington) September 12, 2021
しかし、イベント開催まであと15分という時になり、突然チケット売り場近くで銃声が響いた。
施設スタッフやイベント参加者によると、銃声は4~5回ほど聞こえ、周囲は一気にパニック状態になったという。
この事件で、地元のカトリック高校に通う2年生のスティーヴン・イーソンさん(15歳)が胸と腹部を撃たれて死亡、もう1人の15歳少年(名は非公開)も肩を撃たれて病院に搬送されたが一命を取り留め、現在は容態が安定しているということだ。
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Search Continues For Suspect In Deadly Haunted Hills Hayride Shooting・知り合いと犯人の口論を仲裁しようとして帰らぬ人に
現在捜査を行っているアレゲニー郡警察によると、イーソンさんは肩を負傷した男子学生と顔見知りだったようだ。
その男子学生が銃を持った人物と口論になったのを見たイーソンさんは、止めに入ろうとして体に2か所の銃弾を浴び、帰らぬ人となってしまった。
イーソンさんを射殺し、もう1人にも怪我を負わせた犯人は15~17歳の身長180cmほどの黒人で、負傷した男子学生と何らかの面識があったと推測されている。
犯人は、現場から逃走し、今もまだ逮捕に至っていない。
イーソンさんが通っていた高校のFacebookには、学校関係者がイーソンさんの追悼メッセージを綴ると共に、他の学生たちに向けてカウンセリングが可能になることを共有した。
引き続き、犯人を全力で追跡中のアレゲニー郡警察は、住民らに情報提供を呼び掛ける一方で、「15歳の少年が射殺されるというこのような事件は非常に痛ましく、残念でならない。最悪の場合は、何の関係もない多くの人が巻き込まれるところだった」と声明文を発表した。
ホーンテッド・ヒルズ・ヘイライドは、ハロウィン期間は特に人気のアトラクション施設となっていたが、現在はこの事件のために閉鎖中であることをウェブサイトで伝えている。
written by Scarlet / edited by parumo
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