関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(4)造幣局の中に内通者がいた (2/3ページ)
吉田さんが造幣局に勤めている頃からの付き合いだな」
「えっ、造幣局ですか!」
「じゃないと、紙幣の成分がわからないよ、さすがにね」
劉氏の話では、いまだに吉田老人とつながり、新紙幣を製造している内通者が造幣局内にいるそうだ。その現造幣局職員には年間で数十万の香港ドルが入っているらしい。海外の大型バンクHSBC(香港上海銀行)に振り込まれているそうで、日本国内の警察組織も二の足を踏んでいるとか。
「(紙の原料の)マニラ麻とか三みつ椏またとか、そんなことはわからないし。中国の紙幣というのは粗悪なんです。日本のものとは比べ物にならない。中国で日本紙幣は造っているけど、この事務所は束ねたり、同胞に配送したりしている場所だから。秤だとかしかないでしょ。ガサが入った時に困るからね」
どうりで殺伐としたオフィスだ。しかし、奥の部屋では数人の中国人と思しき男女がせわしなく動いている。