これがメキシコ。麻薬王エル・チャポの大邸宅が宝くじの1等の景品に (2/4ページ)
景品の中には、アステカ・スタジアムのボックス席も含まれているが、メキシコシティで最も高級な地区の1つにある約380万ドル(約4億1600万円)相当の豪邸もその1つで、こちらは中南米の大物麻薬密売人フアレス・カルテルの指導者アマド・カリージョ・フェンテスからの押収物件だという。
更に1等は、悪名高い麻薬組織シナロア・カルテルの元最高幹部で、1980年代から数々の麻薬をアメリカに密輸して財を築いたと言われる麻薬王エル・チャポ(ホアキン・グスマン)が隠れ家の1つとして所有していた、メキシコ北西部シナロア州クリアカンにある邸宅なのだ。
400平方メートルの敷地に260平方メートルの家が建っているこの邸宅は、資産推定価格が18万4000ドル(約2000万円)とされている。Mexico is giving away the safe house that belonged to one of the country's most infamous drug lords, "El Chapo" pic.twitter.com/TBqcGtTn3C
— Bloomberg Quicktake (@Quicktake) September 15, 2021
2014年、警察組織に取り囲まれたエル・チャポは、この家の地下排水路を通って逃げたが6日後に拘束され、刑務所へ送られた。