櫻坂46田村保乃「柔和なイメージとグループ性のギャップ」に見るグループの可能性 (2/3ページ)
これまでは森田ひかる、藤吉夏鈴、山崎天という2期生がセンターを務め、櫻坂46におけるセンターの新しいあり方を提示してきたが、3rdシングル『流れ弾』では、新たに田村保乃、森田、渡邉理佐の3人がセンターに抜擢され、森田以外の2人は初のセンターとなった。このようなセンターを流動的にしたことにより、各メンバーにスポットライトが当たり、個性が発揮される土壌を作ったのは櫻坂46の大きな強みと言えるだろう。
とはいえ、誰もがそのセンターポジションに選ばれるかと言えばそうではない。楽曲が表現したい世界観やグループにおけるポジショニングといった様々な要素が関係し、そのシングルにおけるセンターが抜擢される。その意味では、田村のセンター抜擢というのは意表を突かれたというものでもないし、2期生を牽引してきた実績やパフォーマンス、個人活動を総合して考えればむしろ、ようやく回ってきたという印象だ。
田村は2期生では年長組にあたり、しっかりしたイメージを抱くが、実際はおっとりとしていて穏やかな性格で癒やし系でもある。『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)では「彼女にしたいメンバー」で1位を獲得するなど、田村の笑顔はその場の空気を明るくしてしまえる魅力を持っており、グループの中でもとりわけ柔和なイメージが強い。