15歳少年、体温計から水銀を抜いて体に注射 理由はアニメキャラになるため、過去にもわざとクモに噛まれる (1/3ページ)

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 アニメや漫画のヒーローになることは子ども時代、誰しもが憧れたことであろうが、海外ではとあるアニメのヒーローになろうと自分の体に水銀を注入した少年がいる。

 インドで、15歳の少年が人気アニメ「X-Men」に登場するヒーローに憧れ、マーキュリーになろうと自分の体に水銀を注射したことが明らかになったと海外ニュースサイト『LADbible』と『The Daily Star』、『Mirror』などが8月31日までに報じた。

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 報道によると少年は「X-Men」のマーキュリーのようになりたいと常々思っていたという。マーキュリーの体は水銀のようなやわらかい金属でできており、アニメの中では特性を生かして体の形を自由に変えている。ある日、少年はマーキュリーのようになろうと体温計から水銀を抜き、注射器の中に入れて自身の腕に注射した。具体的な期間は明かされていないがその後も少年は何度か水銀を注射し、合計3回、体に水銀を入れた。注射器の入手方法は不明である。なおこの事件はアメリカのバイオテクノロジーや生物学に関する情報を提供する「アメリカ国立生物工学情報センター(NCBI)」のサイトに掲載されたことで話題になったそうだ。

 水銀を3回腕に注射した後、腕に鋭利なもので刺された痕のような潰瘍ができ、少年は病院に向かった。親が少年の異変に気付いたなど受診のきっかけは不明である。潰瘍を見て医師は薬物の使用を疑ったが、薬物の使用に関して問うと、少年は自ら「マーキュリーになるために水銀を注射した」と告げたという。

 検査の結果、幸いにも注射は偶然、主要な血管に当たらず大きな健康被害は見当たらなかった。報道によると、万一少年が主要な血管に注射していた場合、水銀が全身に行き渡る全身毒性と呼ばれる症状を起こし、多くの臓器に影響を与える可能性があったそうだ。少年は病院で潰瘍を切除する手術のみを受けた。現時点で全身毒性のリスクは低いそうだが、将来的に臓器に影響を及ぼす可能性は不明だという。

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