ミクシィがFC東京の経営権を取得へ、念願のスワローズ買収はどうなる? (2/3ページ)

Asagei Biz

ミクシィはIT大手とはいっても、経営の内実はスマホゲーム頼りの“1本足”打法。会社としての安定性を欠くのだ。そこで18年に同社が事業の“第2の柱”に掲げたのがスポーツ事業で、FC東京のほかプロバスケのBリーグの千葉ジェッツ、プロ野球のヤクルトスワローズのスポンサードなどを行っていた。

「しかしスポーツとITを融合させて行く上では、ソフトだけでなくハード面の“箱”が欲しいところ。千葉ジェッツでは19年に経営権まで取得してアリーナ建設まで行ってきた実績はあるものの、よりメジャーなスポーツ・チームは喉から手が出るほど欲しかった。だからプロ野球のヤクルトやオリックスにも手を伸ばし、特にヤクルトに関してはFC東京と併せた『巨大クラブ構想』があると報じられたこともありました。ところが思い出されるのが04年のプロ野球再編問題時に起こった、当時はホリエモンが率いていたライブドアと楽天の新規参入問題で、参入障壁は高い。そこでコロナ禍を逆手にとってまずはFC東京から手を付けたというタイミングの問題なのかもしれませんね」(前出・ジャーナリスト)

 FC東京は元は東京ガスのサッカー部で、実際の運営に当たっている「東京フットボールクラブ」に対し、およそ370いる株主の中でも主要株主として付き合ってきた経緯があるので話はまとめ易い。IT企業がプロスポーツ経営に乗り出す事例は年を追うごとに増していて、古くは野球のソフトバンクホークス、楽天イーグルスがあって、のちにはDeNAもベイスターズで参入した。楽天に至ってはヴィッセル神戸も手に入れ、ほかにもサーバーエージェントがFC町田を、メルカリが鹿島アントラーズを買収するなど、かなり活況を呈している。

「一番のメリットはブランディングや広告効果でしょう。

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