ウエルシア薬局が「吉牛」販売!加速するドラッグストアの“スーパー化”事情 (2/2ページ)
「薬局は薬を売っていればいいという声もありますが、薬事法及び薬剤師法の改正によって医薬品販売の規制が緩和され、最近では一般市販薬をインターネットや一部コンビニでも販売するようになりました。そのためドラッグストア各社は生き残りを掛けて食品の販売に力を入れていて、20年にはドラッグストアの総売上の30%以上を食品が占めるまでに成長。その中でもウエルシアは、特に食品・惣菜売り場を積極的に拡大し、21年2月期連結決算では約9500億円の売上を記録。業界初となる売上1兆円まで目前に迫っているのです」(経済ジャーナリスト)
最寄りの店舗から調理済みの食品を仕入れるというスタイルは、ドラッグストアは店舗内にキッチンを増設するなどの経費がかからず、また飲食店からしても新規出店することなく売り場を増やせるというメリットも。今後は飲食店と提携するドラッグストアがもっと増えるかもしれない。
(小林洋三)
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