「ジョブズがいたら…」没後10年の年に発売された「iPhone13」の評判 (2/3ページ)

Asagei Biz

 と出だしこそ好調なiPhone新モデルの「13」だが、実はそれほど人気がないのでは?という数字も同時に出ている。

「スマホやタブレットの消費動向調査などを行っているMMDLaboが9月中の『13』発売直前に行った市場アンケート調査では、iPhone利用者のうち『13』シリーズの購入を予定・検討している人は33.7%で、20年に発売された『12』シリーズで行われた同様の調査の45.6%から12ポイントも減少していたとされています。スマホの買い替え時期はおよそ2年間使用した後。だから今回は18年発売の『X』シリーズ、19年の『11』シリーズを購入した人がその中心だと考えられます。ただ今回の『13』シリーズの利点は、映画のように奥行きのある動画が撮影できる『シネマティックモード』とバッテリーの駆動時間が長くなったという2点に大きく限られ、マイナーチェンジとの評もあります。アメリカの価格比較サイトが行った調査でも、76.8%の人が『13』シリーズへの買い替えを考えておらず、約64%の人が『(新型iPhoneは)エキサイティングでない』と回答したという結果が出ています」(ITジャーナリスト)

 もちろん今回の「13」シリーズは第5世代移動通信システムの5G対応だが、それは前作の「12」シリーズも同様なので、5G対応という点では既に「12」シリーズに需要は吸収されたという面もあるかもしれない。また5G対応需要で言えば、今回の「13」シリーズの登場で“型落ち”になった「12」シリーズは7000〜1万2000円ほど値下げとなって、むしろ「iPhone12」は「iPhone13 mini」と同じ価格帯になったという“お得感”が目立つ結果にもなっている。

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