おごったのに嫌われる、お金を貸したのに感謝されない…NGなお金の使い方 (2/2ページ)

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これに対して、「君とゆっくり飲んでみたかった」というひと言があると、部下からの印象はまったく違うものになる。上司が自分に注目していることを知って嫌な気持ちになる人はいないだろう。もしかしたら自分の能力を買ってくれているのかもしれないと思えば、もっと評価を高めたいと思うのが人情。その気持ちは仕事にも表れる。

部下におごった見返りに、心を掴む。これが意味のあるお金の使い方だ。

『おカネは「使い方」が9割』(向谷匡史著、三栄書房刊)には、このような周囲の人間からの評判や評価につながるお金の使い方が、わかりやすい実例を交えて解説されている。

思えば、貸し借りや祝儀、飲み会の割り勘に至るまで、お金のやり取りは「どんな場面で払う(受け取る)か」「誰に払う(受け取る)か」「どのくらい払う(受け取る)か」「どんな言葉を使って払う(受け取る)か」がすべて意味を持つ、高度なコミュニケーションである。

このコミュニケーションは、デキる人は自然にできても、無頓着な人はまったくできず、結果周囲の人間からの評判を下げてしまう。

ケチだと思われても嫌われ、金払いが良すぎても金づると見なされるのがお金の難しいところ。どうせお金を使うなら、周りから好かれ、人間関係を円滑にする使い方を身に付けたいものである。

(新刊JP編集部)

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