映画やドラマで活躍中!元乃木坂46深川麻衣、“聖母”として愛され、支えてきたグループの最年長の功績 (3/3ページ)

日刊大衆

 ここで『深川麻衣 ドキュメンタリー〜永遠はないから〜』(14th Single「ハルジオンが咲く頃」初回生産限定盤A収録)で橋本が深川に対して語った言葉がとても印象的だったので引用させていだたきたい。

「どんな人にも良いところを見出すところとかですかね。すごくやっぱり嫌な人とかいると思うんですそれぞれに。なんでこの人こんなことするのとか、なんでこの人あんなことができちゃうのとか。

 まいまいは『この人はこの人で何かがあったからこうなったんじゃないか』って思ってあげられるような人。全てを否定するんじゃなくて、どんな相手のことも相手の立場になって考えてあげられるし、人の良いところをきちんと良いと認めてあげられる強さを持ってるし」

 年長メンバーとして苦楽をともにしてきた橋本の視点から、的確に深川という人物の本質が語られた場面だ。同映像では若月佑美や伊藤万理華らの発言も収められているが、口を揃えて語られるのは深川のやさしさと強さ。ひとつの目標に向かって共に歩んできたメンバーを通して語られる言葉には説得力がある。

 いまや小学生からアイドルとして活動しているケースも少なくない中で、深川が乃木坂46に加入したのは20歳、初めてセンターに立ったのは25歳と決して長いとはいえないアイドルのキャリアを考えたときに、深川のキャリアの歩みは珍しいケースといえる。同時に深川は乃木坂46で最年長メンバーとしてグループを見守ってきた。

 最年長としてキャプテンともセンターとも異なる形でグループを引っ張ってきた深川であるが、そのポジションであるがゆでに悩むこともあった。

『Real Sound』のインタビューでは「オーディションから4年半経って、それこそ生駒(里奈)ちゃんとかが20歳になって「ああ、私が乃木坂46に入ったときの年だ」と気づかされるんです。みんなは10代のときからすごい頑張ってきたんだなって。

 そんな子たちと一緒だったわけですから最初は焦りもあって、早く結果を出さなきゃ後がないと思ってたんです」と、最年長ポジションでいることの難しさを語っている。しかし深川は最年長ポジションを上手にそれも自然に自らのアイドル像へと反映させ、聖母という個性をもってグループ内での立ち位置を確立させていった。

 ファンのみならずメンバーからも愛され、慕われる深川。彼女のような全方位的に愛されるアイドルはなかなかいない。その意味でもやはり深川のキャラクターは特別だった。

(文=川崎龍也)

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