コムドット・やまとが『聖域』でつづった「読書の力」 (2/2ページ)
ただ、よく陥りがちな「一冊を買ったら全部読まないと」という使命感はいらないとやまとさんは言う。「本を一冊読むことで、一つでも新しいことを知れたり、一つでも自分の生活に取り入れたいことが見つかれば万々歳だと思っている」(p.91より引用)とつづり、読書のハードルを下げるように呼び掛けている。
「読書離れ」という言葉を聞くようになってから久しいが、夢に向かって前進していくために「読書」が必要な知識、情報、スキルを与えてくれることは確かだ。
やまとさんは「僕にとって本は親友みたいな存在です」と述べ、本書を制作するときにも語り下ろしではなく、自分の手で文章を書き上げる方法を選択したという。
『聖域』の隅々から、ナルシストや自信家といった冒頭で書かれているイメージとは異なる、真面目で実直な「鈴木大飛」という人間の側面が見えてくる。若者を中心に圧倒的支持を受けている彼の素顔が見える一冊である。
(新刊JP編集部)