足利尊氏?高師直?あの有名な肖像画の騎馬武者は、どうしてザンバラ髪なの? (3/3ページ)

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現代でも「髪は女の命」などと言いますが、かつては男性にとっても髪は人間としての尊厳と矜持、すなわち命を示すものでした(だからこそ、尊氏は髪を切って赦免を乞うたのでした)。

奮戦する尊氏。『絵本武者備考』より

「ここに命を捨てたる上は、我ら一同、冥土までお供仕る!」

「そなたら……」

「野郎ども、行くぞ!」

「「「おおぅ……っ!」」」

そんな勇壮な出撃シーンを描いたのが、先の騎馬像となります。これが尊氏か、あるいは高師直(あるいは他の一族)かについてはいまだ決着がついていないものの、かつて髪を断ち切って決戦に臨んだ荒武者の心意気が、歳月を越えて私たちの胸を打ちます。

※参考文献:

江田郁夫ら編『足利尊氏再発見 一族をめぐる肖像・仏像・古文書』吉川弘文館、2011年10月 佐藤進一『日本の歴史9 南北朝の動乱』中公文庫、2005年1月 森茂暁『足利尊氏』角川選書、2017年3月

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