平安美人はホントに美人だったのか?実は当時の人々も、そうは思っていなかったかも…… (2/3ページ)
服の印象を際立たせ、それを着た自身のイメージを膨らませるために、マネキンを少しでも没個性的に(イメージ)
確かに、言われてみれば現代でもマネキンがそうです。昔と違って顔がのっぺりとしていたり、髪(ウィッグ)がなかったりするものが多いのは、イメージが固定されることで、お客が「自分には似合わない」と敬遠してしまうのを防ぐためと言われています。
自分にとって都合よく妄想してもらえれば、作品に感情移入しやすくなり、ファンが増える……そう言われると、なるほどよく考えたものだと感心しきりですね。
終わりに確かに『源氏物語』でも、ヒロインの一人である空蝉(うつせみ)について、その容姿に低評価を与えています。
(前略)少し腫れぼったい目のようで、鼻などもよく筋が通っているとは見えない。はなやかなところはどこもなくて、一つずついえば醜いほうの顔であるが、姿態がいかにもよくて、美しい今一人よりも人の注意を多く引く価値があった。