「結婚しよう」って言ったのに! 口約束を信じた結果…… (3/3ページ)
■現実を知り、自分のイタさに気がついた瞬間
その後さらに時は経ち、2人の男性とした約束も忘れ、気ままなおひとり様ライフを満喫していた20代半ばの頃。ふと、何気なくFacebookを開いた時のことです。
「このたび結婚しました! 秋には子どもが生まれます!」との投稿が。「へえ、誰か結婚するんや~」と何気なく投稿者を見てみると……。
いや、高校時代の彼! 「一緒に明るい家庭築きたいわ~」と言っていたあの彼ですやん!
人間、パニックになると本当に予想だにしない動きをとってしまうのですね。まるで漫画のように勢いよくPCを閉じたかと思えば、気がついた時にはベッドに潜り込み「私は何も見ていない、私は何も見ていない」と自分に言い聞かせていました。
しかし、悪いことって続きます。それから約半年後、ふとLINEを開くと、社会人になりたての頃「仕方ないから鈴音をもらってあげるわ」とつぶやいていた彼のLINEアイコンが子どもの写真に変わっているじゃないですか。「はは~ん、どうせ甥っ子ってオチでしょ?」と思い込むことで、スマホを持つ手がブルブル震える自分を落ち着かせます。
しかし、よく見るとプロフィール画面のステータスメッセージが「〇〇(子どもの名前)20XX年X月X日誕生」に。
いや、あんたまで結婚したんかい!!!
■イタい恋から得た教訓「男女間の約束に絶対はない」
冷静に考えれば(考えなくとも)、まだまだ子どもである若い男女の「将来、お互い独身なら結婚しよう」なんてノリ約束を誰が信じるのだという話ですが、当時の私は「結婚する気はないけど、いざ結婚したくなった時に焦りたくない」との思いから、彼らの言葉を安定剤代わりにしていたのかもしれません。
そもそも、「“お互い独身なら”結婚しよう」と言っていたのですから、めでたく結婚した彼らは約束を破ってはいないのですよね。いや~イタすぎたな、自分。
そんなイタい恋から「男女間の約束に絶対はない」ということを学んだと同時に、若い男女間のノリでよくある「お互い独身やったら結婚しよう」は絶対に信じてはいけないと学びました。
おかげで30代半ばとなった今現在、結婚のけの字が出ようものなら真っ先に詐欺か勧誘を疑う、違った意味でイタい人間になりました。読者の皆さんは、くれぐれも雰囲気に酔った男女間の口約束には注意してね! 軽いノリで信じてしまうと、私みたいな絶望を味わうことになるよ!
(文・すずや鈴音、イラスト・菜々子)