ワクチン未接種者のみロックダウンも? 感染拡大のヨーロッパで厳しい措置 企業が従業員に接種を強いる国も (1/2ページ)

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 ヨーロッパ各国では現在、新型コロナウイルスの感染者が増大している。特に11月に入ってから急激に増え、多くの国で1日の新規感染者数が過去最高を更新しているのだ。例えば、ドイツの11月16日の新規感染者数は人口約8324万人に対し5万人を超え、隣国のオーストリアは人口約891万人に対し1万人以上、チェコ共和国は人口約1070万人に対し1万人超え、ハンガリーも人口約975万人に対して1万人を超えている。

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 感染者が増えている原因として、11月に入り、急激に寒くなったことやレストランが通常通りオープンして人との交流が活発になったことなどが考えられる、という現地の専門家もいるが、最も大きい理由として多くの専門家や各国の政府が挙げているのが「ワクチンの未接種者」が多いことである。感染が拡大しているドイツではワクチンの2回目の接種を終えた人が9月頃から70パーセント弱で頭打ちとなっていて、オーストリアは約65パーセント、チェコ共和国は約60パーセント、ハンガリーも約60パーセントからほぼ増えなかった。

 そんな状況を受け、各国は感染拡大防止のための新たな措置を次々と講じている。ただ、その対策のほとんどはワクチンの未接種者に対するものだ。

 ドイツは飲食店やジムなどに入店する際のほか、電車などの公共交通機関を利用する場合も、ワクチンの2回接種が完了した者とコロナから回復した者に限られ、ワクチンパスポートの提示やコロナから回復した書類の提示が求められる。ワクチンの未接種者は薬局などで検査をしてコロナの陰性証明書の提示が必要になっている。

 州によっては陰性証明書があっても未接種だと飲食店などの利用はできず、ワクチンの2回接種が完了した者とコロナから回復した者だけという州もある。オーストリアではさらに強い対策がなされ、15日からワクチン未接種者にのみ事実上のロックダウンが課された(22日からは全国民が対象となった)。

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