人気のスティックコーヒー5種を比較検証! 【2021年】
寒さも本格的になり、温かい飲み物が恋しい季節がやってきた! 今回は、お湯を注ぐだけで美味しいコーヒーが飲めるスティックコーヒー5種を比較検証する! 最後に記者が一番良いと思った商品も発表するので、ぜひチェックしてみて。
■美味しいコーヒーが手軽に飲めるのが魅力
スティックコーヒーの粉とコーヒー豆を挽いた粉の違いは?
自宅やオフィスなどで、お湯を入れるとすぐに飲むことができるのが、スティックコーヒーの大きな魅了。通常、コーヒーを飲む時には、焙煎されたコーヒー豆をミル等で粉状に挽き、お湯を加えてドリップする必要があるのに比べると、かなり簡単に飲むことができる。その理由は、スティックコーヒーの粉は、ドリップした液体から水分を飛ばして粉の形状にしているから。なので、お湯を加えると再び液体に戻るという仕組み。
カフェオレとカフェラテの違いは?
日本では、カフェオレはドリップコーヒーにミルクを入れたものを指し、その分量は1:1ほど。対して、カフェラテは、エスプレッソにミルクを入れたもので分量は2:8ほど。 この二つを比較すると、ドリップコーヒーを使用しているカフェオレは苦みが少なく、エスプレッソを使用しているカフェラテの方が苦いが、実はカフェラテの方がミルクの量は全然多いようだ。
今回比較するのは、現在人気のある5種類。
■比較・検証結果を発表! あなたはどれにする?
最初に、【価格】【内容量】【一杯の値段】【美味しい】【甘い】【苦い】の観点で各商品を比較し、記者の主観で順位付けたものを発表する。
一杯あたりの値段が一番安いのは『マキシムスティック』で約18円。価格では1814円と一番高いが、入っている本数も100本とダントツで多い。しかし、内容量だけで見ると200gで3番目になる。今回唯一のブラックコーヒーなので、他の商品に比べると入っている原材料の種類が少ないから。
反対に一杯あたりの値段が一番高いのは、『スターバックス プレミアム ミックス カフェ ラテ』。お店で販売している「スターバックス ラテ」ショートサイズは 374円(税込)なので、3分の1以下の値段ではあるが、これを安いと考えるか、高いと考えるかは、各自の感覚に委ねられるところ。
■珈琲の苦みも楽しむ「カフェラテ」
記者は初めてスティックコーヒーで泡があるタイプを飲んだ時に感動した
味の素AGF(東京都)『「ブレンディ カフェラトリー」スティック 濃厚ミルクカフェラテ』(20本入り・参考価格495円(税込)・発売中)
特徴は「泡」。フォームミルクのようなフワフワの美味しい泡を楽しむことができる。昨年からの自粛期間で、カフェで飲むようなコーヒーを求めて記者も何度かお世話になった。かなり甘いので、一日通して何杯も飲むというよりは、疲れた時やのんびりしたい時の一杯におすすめ。ブラックコーヒーをよく飲む記者としては、デザートに近い感じ。
ネスレ日本(兵庫県)『ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー』(22本入り・希望小売価格489円(税込)・発売中)
珈琲の苦みをしっかりと味わえるが、同時に甘味も強い印象。冷えるとより甘さが強くなるように感じる。記者はこの人工的な甘さが苦手なタイプだった。全体的にやや濃い目の味わいなので、量を飲むというよりは、ほっと一息つくときの一杯として味わいたいタイプ。量を飲みたい記者はもう少し薄めの味が好みだが、味の濃いコーヒーが好きな人には良さそう。
ネスレ日本(兵庫県)『スターバックス プレミアム ミックス カフェ ラテ』(4本入り・希望小売価格429円(税込)・発売中)
意外なことに、今回、比較したカフェラテとカフェオレの中では、一番甘くなく、また、苦さは一番だった。味はかなりクリーミーで、フォームミルクのような泡は、生クリームがのっているみたいな味。一言でいうと、苦くてクリーミー。甘さが欲しい時は自分で砂糖を入れるのが良さそう。確かにこれは、店頭のスタバで実際に飲むカフェラテの味に近いと感じる。スタバで人気なカフェラテを家でも飲めるように、という熱い気持ちで再現しているのが伝わってくる。他の商品に比べると、やや割高だが、スタバブランドのスティックコーヒーと考えると納得か?
■万人受けしそうな「カフェオレ」
個包装それぞれにメッセージが書いてあって楽しい
味の素AGF(東京都)『ブレンディ スティック カフェオレ』(30本入り・参考価格646円(税込)・発売中)
カフェラテに比べると苦みが薄いので飲みやすい。飲んだ感想は「なんだか、ホッとする味」。老若男女から好かれそうな、ベーシックなカフェオレだと感じた。ただ、ブラック派の人にはやや甘過ぎるかも。記者は朝一番に甘めのコーヒーを飲むのが好きだが、その時に飲むコーヒーとして良いと思った。
■珈琲そのものの味を楽しむ「ブラックコーヒー」
ゴールドに光る個包装からは高級感が漂う
味の素AGF(東京都)『マキシム スティック』(100本入り・参考価格1814円(税込)・発売中)
今回、唯一のブラックコーヒー。インスタントコーヒーを個別に包装している。全体的に味のバランスは良く、「きちんとコーヒーを飲んでいる」という気持ちにしてくれる。ただ、コーヒーの酸味が苦手な記者にとっては、こちらの商品は酸味が強く感じた。瓶入りのマキシムコーヒーに比べるとやや割高だが、開封したての豊かな風味を毎回楽しめるのは個別包装の良いところ。家でコーヒーを飲む際には、自分でドリップするのが一番美味しいと思う記者は、来客の際もドリップコーヒーを出したいと思うが、すぐに出したい時の為にお客様用としてストックしておくと便利かも。
■飲み比べて記者が一番良いと思ったのはこれ!
記者は普段、薄めのブラックコーヒーを飲むことが多いが、朝一番のこれから頭を回したいと思う時や、疲れた時などに甘いコーヒーを飲んでいる。今回、上記5種類を飲み比べて、自分では選ぶことのなかった『ブレンディ スティック カフェオレ』(味の素AGF)が飲みやすく、美味しいと感じた。味も良い意味で癖がなく、家族皆で楽しめるような商品だと思う。
カフェラトリーシリーズのコーヒーも好きだが、こちらはおやつの時間の一杯として飲みたい。勿論、シチュエーションによって求める内容も変わってくるが、現在、2人の子育て中で4人家族の記者が家に置くとしたら『ブレンディ スティック カフェオレ』を選びたい。また、先日、コーヒーメーカーが壊れてしまったので、新しいコーヒーメーカーを買うまでの繋ぎで『マキシム スティック』を、来客用にストックしておくのも良いかもしれないと思った。