【最愛考察】自殺or他殺? どの道を選んでも報われなかった橘の人生 (2/3ページ)
被害に遭う直前に二人が接触した瞬間が橘にとっては人生の分岐点のように感じられ、以前言っていた「不公平」という言葉に繋がったのでしょうか。
梨央のように「生きてるだけで注目されたい」とまでは言わず、せめて再会した時に彼女だけでも橘のことを覚えてくれていたら、多少の救いになったのかもしれません。
しかし、現実は梨央すら橘のことを覚えていなかった。あの瞬間の橘の切ない表情は本当に胸をえぐられます。
■皮肉に皮肉が重なる「殺されて注目」の伏線
(c)TBS
橘は梨央も渡辺の被害者(未遂ですが)であることを知らないからこそ、このような感情を抱きながら生きてきてしまったのでしょう。
では、橘のように「もしも」で考えた時、梨央の被害を知ったら彼女が救われたり、今が変わったりしたのでしょうか?
もしかすると、つらい経験を乗り越え目標を持って前に進んでいる梨央の姿を知ってしまったら、過去に囚われながら生きている自分と比べて一層惨めな気持ちになっていたかもしれません。
幸か不幸か、その事実を知ることなく橘はこの世を去ることになってしまいました。第6話で「殺されるのも悪くない。名前がトップニュースに出る。大勢の人がかわいそうと言ってくれる。殺されでもしなきゃ世間に注目されないなんて」と言っていたのが、皮肉にも本当にその通りになってしまうとは。
さらに皮肉なのが、そのトップニュースがテレビで流れている横で、梨央は全く注目することなく優(高橋文哉)と朝食を楽しんでいるという……。自分と対比の人生を歩んできたとして妬みの対象であった梨央に、死の瞬間すら注目してもらえず、唯一の願いもかなわなかった橘の悲しすぎる幕引きとなってしまいました。
■「報い」を受けるのは橘自身も?
(c)TBS
梨央が「あなたが、あの人(渡辺父)を……(殺したの?)」と問うと、橘は涙を浮かべながら微笑を浮かべていました。はっきりと殺したことは明言していませんでしたが、事件当日の8月3日の夜、行きつけのバーにアリバイをお願いしていたことからも彼女が殺した説が濃厚です。