私は天才じゃない。元モー娘。後藤真希が感じた“理想像”と“自分らしさ”の両立の苦悩 (2/3ページ)

マイナビウーマン

そのほうが私自身も楽しかったですし、目の前にいるファンを大事にしたかったので」

当時から、自分の信念を貫くタイプだったという。「楽しくないときに、無理にアイドルスマイルを作らない」「自分の好きな髪型でパフォーマンスする」など、誰に何を言われようと自分のやりたいことをする、という姿勢は今も変わらない。

ただ、それでもグループに所属している以上、“世間に求められている後藤真希”のイメージに応えなければいけないこともあった。

「新曲やツアーのたびに、前回よりダンスや歌のレベルアップを期待されていたので、プレッシャーは大きかったですね。それをどうやって、いい意味で裏切って超えていくかが課題で。私自身も理想が高くなるし、『このレベルに達しないと私はダメだ』と思ってしまうから、なかなかそこに辿り着けなくて苦しんだこともありました」

“天才肌”として見られていた後藤真希ならではの苦悩。完璧なパフォーマンスやカリスマ的な魅力は、天性の才能なんかではなく、影の努力によって作られていたものだった。

■“自分らしさ”は誰もが元々持っているもの

現役アイドルや元アイドルの方に取材をしていると、「会社員とアイドルは似ている」と思うことがある。特定の組織に所属しながら、複数人でのチームワークやパワーバランスが求められるところ。そして、その組織が求める成果を出し続けなければいけないところ。

組織の中にいると安心感はあるが、その一方で、自分の意見を言いにくかったり、やりたいことができなかったりといった不満が生じることもある。自然体でいることとのバランスを、どのように取っていけばいいのだろうか。

後藤真希に聞くと、「うーん……」と天を仰ぎながら、当時を思い返してこう語った。

「やらなきゃいけないことをちゃんとやった上で、それを“やらなきゃいけないこと”だと思うかどうか。自分が楽しいと思えば、それは楽しくなる。疲れると思えば、本当に疲れてくる。気持ちの面で切り替えることが大事ですね」

返ってきたのは、たくさんの山場を超えてきた彼女ならではの、現実をまっすぐに見据えた答えだった。

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