「何のために頑張っているのか分からない」状態は「設計図」で抜け出す (3/3ページ)
その意味では「わくわくwatchシート」だけではなく、「人に言う」というステップがあって完成でしょうね。
――どのような人に人生設計マップを見せたり、自分の夢を言うのがいいのでしょうか。
知明:私はあらゆる人に言っています。出会った人みんなに言っていると、その中で私の考えていることに共感して、協力してくれる人が必ず現れるんですよ。
例えば、私の「人生設計マップ」の中に動物保護について書いている区画があるんですね。これはバージョンアップを重ねても変わらない部分です。
今、日本で犬や猫の殺処分が問題になっていますけれど、それをなくしたいと思っているんです。それをいろんな人に言うと、「ぜひやってほしい」ですとか「何かできることがあったら言ってください」という声をいただくんですよ。そのたびにプレッシャーを感じるのですが(笑)、本気で取り組もうという思いにはなりますよね。だから、人に言うということはすごく力を発揮するなと。
――最後になりますが、本書をどのような人に読んでほしいですか?
知明:私がよく使う言葉に「何のために病」というのがあるのですが、今、世の中に「何のために頑張っているかわからない」っていう人がすごく多いと思うんです。私自身も会社を10数年やってきていろんな社員を見てきましたけど、やはり入社して半年はモチベーションが高いのに、年月が経つにつれて「何のために頑張っているんだろう」という思いが湧いてくる人って多いんですよね。
「何のために病」にかかると、いろんな現実がネガティブに見えてしまったり、上司や同僚などの周囲のせいにしたりして、結局退職してしまうということになります。だから、もし今、「何のために頑張っているか分からない」と思っている人には、ぜひ本書を読んでいただいて、もう一度人生と向き合う時間を設けてほしいなと思いますね。
また、将来的な野望なのですが(笑)、この本が小学校の授業で使われるといいですよね。「人生」という新しい教科をつくって。小さな頃から見たり触れたり、作ったりして習慣化することで、目標や夢に対してしっかり前に進めるのかなと思います。大人になってから「人生設計を書いてみて」と言われても難しいじゃないですか。だから、このシートが小学校の授業で使われているという未来を私は想像しています。
(了)