なぜ多くの企業の人事評価制度は形骸化の道を進んでしまうのか (3/3ページ)

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となると、マネージャーは部下にいかに成長の70%を占める実際の経験を積んでもらうかということを考える必要がある。宮川氏はこれに対して、突発的な経験ではなく、計画的に経験を積むという点に重きを置くことをすすめる。

本書では等級別に求められる能力を定義した「等級別要件基準書」が掲載されているが、その人がいる一つ上の等級の達成度を評価することで、経験を計画的に積ませるチャンスを作るといいだろう。

また、経験を学びにつなげていく成長サイクルによって「再現性のある能力」に進化させることの重要性も説かれている。部下の振り返り・気づき・教訓化を促す質問例も紹介されているのですぐに実践できるのではないだろうか。

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どんなに新しい制度が流行しても、人事評価やマネジメントの本質は変わらない。その本質さえしっかりと認識できていれば、人事制度が形骸化することはないはずだ。

本書ではテレワークやジョブ型雇用に対しても言及されており、頭を悩ませている人事担当者やマネージャー、経営陣にとっては大いに参考になるだろう。また、人事評価・目標管理に用いる各種フォーマットを紹介しており、すぐに使えるツールとしても活用可能だ。人事評価を見直したいとき、どう評価していいのかわからないとき、マネジメントに迷ったとき、ぜひこの「教科書」を開いてみてほしい。

(新刊JP編集部)

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