札束をばらまき教師らに奪い合わせるゲームが、イカゲームのようだと波紋を呼ぶ

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札束をばらまき教師らに奪い合わせるゲームが、イカゲームのようだと波紋を呼ぶ
札束をばらまき教師らに奪い合わせるゲームが、イカゲームのようだと波紋を呼ぶ

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 アメリカのサウスダコタ州で、アイスホッケーリンク上にばら撒かれた現金に、地元の学校教師らが飛びついて奪い合わせるというイベントが行われた。

 これは、地域のジュニアアイスホッケーチームと住宅ローン会社による学校への寄付を目的としたイベントだったのだが、「まるでイカゲームのよう」「教師への侮辱」と一部から批判の声があがったようだ。『Argus Leader』などが伝えている。

・学校の教師らが現金を奪い合うイベント
 12月11日、サウスダコタ州のジュニアアイスホッケーチーム「スーフォールズ・スタンピード」の試合の合間に開催されたイベントは、ネットユーザーたちの間で波紋を呼んだ。

 「キャッシュにダッシュ(Dash for Cash)」と名付けられているイベントは、その名の通り、複数の教師が現金を急いでかき集めるというものだ。

 アイスホッケーリンクにばら撒かれた1ドル札は、合計5000ドル(約57万円)あり、住宅ローン会社『CU Mortgage Direct』が地元の学校への支援を目的として用意したものだ。  アメリカ教育委員会によると、サウスダコタ州は教師の給与平均が全土で50番目となっており、生徒1人の支出においては38番目と低い。

 州の教育資金援助が不十分という中でのスポンサーによる寄付イベントには、今回31人の教師が応募したが、その中から選ばれた10人が争奪戦に挑んだという。 ・1ドル札をかきあつめる教師たち
 キャッシュにダッシュの争奪戦の様子は、SNSで拡散した。

 動画を見ると、できるだけ多くの現金を自分の服や帽子、ポケットの中に入れようと必死になっている教師らの姿が捉えられている。  この寄付金で、多くの教師はスタンディングデスクや椅子、オンライン授業用カメラなど教室の必需品を購入する予定であることを明かしていた。
 だが、中にはサウスダコタ高校活動協会に公認されていないスポーツクラブに所属している生徒たちのために、スポーツクラブ内の機材を揃えたいと意気込んでいる教師もいた。

 学校支援目的で行われたイベントで教師がかき集めた現金は、全て生徒のために使用される。  だが教師が露骨に札束を奪い合う姿は見ていてあまり良いものではない。案の定Twitter上では物議を醸したようだ。・教師を侮辱していると批判の声も
 Twitterでは、自身が教師という投稿主からこんな批判の声が寄せられた。
これを面白いと感じろと?1ドル札をめぐって教師たちに争わせるより、普通に教師や学校に寄付すればいいだけのことでは?

これって、結局教育システムの資金がいかに貧弱か、また私たち社会が教育者に対してどれほどリスペクトしていないかってことを示していると思う。
 また、「これは教師への侮辱」「なんだこれ?リアルイカゲームか?」といった声も上がっていた。

 こうした批判を受けた「スーフォールズ・スタンピード」と住宅ローン会社は、翌13日に合同で謝罪の声明文を発表。

「イベントは地元教師と生徒らの資金集めを手助けするためのものであり、教師らに楽しさを経験してもらおうという意図だったが、教師という職業の品位を傷つける結果になってしまったことをここにお詫びいたします」と述べた。

 ちなみに、チームと住宅ローン会社はイベントのための5000ドルとは別に、応募した31人の教師全員に500ドル(約57000円)ずつ提供することを明らかにしている。

written by Scarlet / edited by parumo


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