人間の顎に未知の筋肉の層があることを確認 (3/4ページ)

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一般的には2層構造とされていた咬筋の「表層部」と「深層部」 / image credit:Anatomography / WIKI commons

 今回、献体から得られた顎の筋肉組織やホルマリン漬けのもの、さらには生きている人間のMRIデータなどから、咬筋の構造を徹底的に調査。

 その結果、やはり3層であることが確認され、これまでの混乱に決着がついた形だ。・3番目の層の役割
 3番目の層には、他の層とはまた違う役割がある。

 筋繊維(きんせんい)が走る向きから、下顎を安定させる機能があるだろうことがうかがえる。また咬筋の中では唯一、下顎を後ろ側(耳の方向)へ引っ張る筋肉でもあるという。

 人間以外の哺乳類もまた、咬筋は3層以上の構造をしている。だが、今回発見されたものが、これに相当するものであるかははっきりしない。

 人間にはある3番目の層だが、なぜだか我々と同じヒト科の霊長類であるチンパンジーには見当たらない。このことから人間独自のものである可能性も考えられるという。

 進化の過程でこの層を手に入れたのか?この点については、将来の研究テーマになるかもしれないとのことだ。
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