若者言葉「やばみ」の「み」はどこから来たのか? (2/2ページ)
これらは基本的には、指示対象までの距離やニュアンスによって使い分けられる。
近距離を指し、目の前にあるような臨場感を伴って対象を指すのが「これ」。中距離の対象、あるいは聞き手の領域にある対象を指す時に使うのが「それ」。遠距離にあり、相手との共感とともに記憶内にある共有知識を指すのが「あれ」となる。
決して物理的な距離だけで決まるわけではないのがおもしろいところ。普段何気なく使っている言葉だが、使い分けには理由がある。距離だけでなく、さまざまなニュアンスも込められているのだ。
日常的に使っていたり、目にしている日本語の謎を解き明かす本書。教養を深めると共に、日本語の面白さに気づかせてくれる1冊だ。
(T・N/新刊JP編集部)