このイカ、何でできてると思う? 魚を一切使わない「ヴィーガン寿司」が、思ってたよりかなり旨かった件 (2/3ページ)

これは、「みずたまご」という食材を昆布のエキスで味付けしたものを使用している。
「みずたまご」とはアルギン酸ナトリウムなどを用いて液体をゼラチン質で覆った食材で、プチッとした食感の粒に好きな味を付けられるのが特徴。
イクラ(風)寿司を食べてみると、その食感といい噛んだ瞬間に口に広がる風味といい、完全にイクラそのものだった。むしろイクラに時々感じる生臭さもないので、こちらの方が好き、という人もいるかもしれない。
また、通常の寿司ではあまりしないアレンジも。

これは、こんにゃく粉とトマトを配合し、マグロの鉄分と酸味を表現した「トマトロ」の寿司。
山わさび(ホースラディッシュ)をチーズのように削ってかけ、さらにマヨネーズを絞った一品だ。このマヨネーズも、大豆を活用した植物性のもの。
野菜に付けるのと同じ感覚で、実は植物性食材のネタにはマヨネーズがよく合うのだという。
実際に食べたY編集長によると、「山わさびの爽やかな風味とマヨネーズの相性が良い」とのことだ。
似せるだけでなく、別物としてもおいしく肉巻きは甘味のある味付けが特徴的だった。味がよくしみこんでいて、白飯にもよく合いそうである。周りに巻かれた昆布が良いアクセントになったバッテラと、貝のリアルな食感が再現されたあわびも、くり返し食べたくなるおいしさ。
味も食感もバラバラなこれらの「肉巻き」「バッテラ」「あわび」には、実は同じ食材が使われている。それが、「おからこんにゃく」。青森県出身の料理研究家・岡田哲子さんが考案した食材だ。