悲報。二日酔いに効果のある治療法はほぼ存在しない。研究に欠陥があったことが判明
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飲んでいる間は楽しいが、飲みすぎた翌日、怒涛の如く押し寄せる頭痛、吐き気に胸やけ。いわゆる二日酔いというやつだ。
二日酔いになったところで、治ればまた飲んじゃうのも人の常だが、できればすぐに復活したい。カラパイアでもこれまで、科学に裏打ちされたとされる治療法をいくつかお伝えした。
だが、最新の研究によると、二日酔いに効果があるとする過去の学術文献を検証した結果、どの研究も調査法に問題があり、きちんとした科学的な裏付けがあると結論づけられるものはほとんどなかったという。
・二日酔いの治療に関する学術文献を検証
これまで、クルクミン(ウコンの根の成分)、L-オルニチン(しじみなどに含まれる)、山椒、アーティチョーク、クローブエキス、紅参、韓国梨ジュースなど、二日酔いに効果があるとされるものは様々上がっていた。
そこで、キングス・カレッジ・ロンドンの研究グループは、これら二日酔いに効くと言われる成分を取り扱った21本の学術文献を検証した。
その結果、そうした研究はどれも調査法が拙く、それらが提示している二日酔い治療効果の証拠は、いずれも科学的に確かとは言えないことが明らかになったという。
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・調査手法に欠陥があることが判明
たとえば、レビューされた21本の研究のうち、2本以上の研究によって検証された成分は1つもなかった。
また使用したアルコールの種類、空腹時に摂取したのかどうか、成分投与から二日酔いが治るまでにかかった時間など、きちんとした結論を導くために重要な情報が欠けていた。
参加者の性別にも偏りがあった。研究の全参加者386名のうち女性は38.6%だけで、8本の研究では男性しか参加していなかった。
ほかにもアスピリンやアセトアミノフェンといった、一般的な鎮痛剤の二日酔い治療効果を検証した文献が見当たらないのも、不思議な点であるようだ。
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・より厳密な科学的検証が必要
とは言え今回の研究は、対象となった二日酔い緩和成分の効果を否定しているわけではない。
あくまで、それを検証した方法に問題があるため、過去の文献が主張している結論に確かな科学的根拠があるとまでは言えないと述べているだけだ。
研究グループのエメルト・ロバーツ博士は、「これらの二日酔い薬に関する科学的証拠は、非常に質が低く、よりきちんとした評価を行う必要があります」と、科学的に厳密な方法で二日酔いに効く成分を確かめねばならないと説明する。
さまざまなメディアで二日酔いに効く方法が取り上げられているように、お酒を飲んだ後の不快感を抑えたいと願う人はたくさんいる。だからこそ、信頼性の低い情報が伝えられるようではまずいのだ。
だが、どの方法にも確かな科学的裏付けがないとすれば、どうすればいいのか? 今のところ、二日酔いにならないようにする確実な方法は、「飲み過ぎない」ことであるそうだ。
この研究は『Addiction』(21年12月31日付)に掲載された。
References:Addiction Journal › No convincing scientific evidence that hangover cures work, according to new research / written by hiroching / edited by parumo
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