電車に乗るわけでもないのに毎日駅に行く女性。構内放送から流れる今は亡き夫の声を聞くために (2/3ページ)
だが、エンバンクメント駅だけは、オズワルド・ローレンスさんという男性の声で放送されている。
オズワルド・ローレンスさんは、マッカラムさんの亡き夫で、若かりし頃に元俳優として活躍した人物だ。
ローレンスさんは、1992年にクルーズ会社でツアー客のために働いていた頃、マッカラムさんと出会い、2007年に亡くなるまで生涯の伴侶として共にロンドン北部の家で過ごした。
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・今まで通っていた駅から夫の声が消える
1950年代に、ローレンスさんがエンバンクメント駅の「Mind the Gap」のアナウンスを務めたことを知っていたマッカラムさんは、夫、ローレンスさんの声をとても愛していた。
そして彼が亡くなった後も、声を聞くために毎日エンバンクメント駅に通い続けた。
しかし、2012年11月1日、いつものようにマッカラムさんが駅に行くと、プラットフォームから流れてきたアナウンスは、ローレンスさんのものではなかった。
彼が亡くなってから、私はいつもエンバンクメント駅に行って、彼の声が聞こえてくるまで座って、次の電車が来るのを待っていました。マッカラムさんがロンドン交通局に問い合わせたところ、新たなデジタルシステムを導入したため、音声が変わったという答えが返って来た。
でも、突然声が変わっていて、ショックをうけました。他人にとったらバカバカしいことかもしれませんが、私は大好きだった夫の声をもう聞くことができなくなったのかと、とても悲しく思いました。