サメが、新型コロナウイルスから人類を救ってくれるかもしれない (2/4ページ)

カラパイア

そのため今から研究を進めておけば、いつの日か新たなるコロナウイルスの変異株が人間社会に侵入することがあっても、事前に備えておくことができる。

 米ウィスコンシン大学マディソン校の病理学者アーロン・ルボー教授は、「私たちは将来的なコロナ禍に向けて、サメVNARという武器を準備しています。将来に向けての一種の保険です」と語る。

・ヒト抗体が届かない隙間に進入しコロナのスパイクタンパク質に結合
 VNARは、イギリスの製薬会社Elasmogen社の合成VNARライブラリから単離された。ウイルスが細胞に付着するために利用するタンパク質に結びつき、感染を防ぐ効果がある。

 人間の抗体にはない便利な特徴もある。ヒト抗体の10分の1と小さく、人間のものでは届かないところにまで進入できるのだ。

 またユニークな形状になれるために、ヒト抗体では見落としてしまうタンパク質構造でも認識できる。

 今回、無数の候補の中から選ばれた3種のVNARのうち、もっとも予防効果が高かったのは「3B4」というタイプだという。
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