39歳ホテルフロント係の男、飛び込み客の利用料を横領 同じ手口を100回繰り返す

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 静岡県浜松市南区のホテルで、フロント係として勤務していた39歳派遣社員の男が逮捕されたことが判明。その行動に驚きが広がっている。

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 男は2020年7月から約10か月の間、予約がなくフロントで宿泊契約をした飛び込み客から預かった料金を受け取ると、記帳せず懐に入れるという手口を約100回繰り返していた。その被害金額は約76万円と見られている。

 このホテルでは、フロント業務は基本的に1人だったとのことで、性善説を逆手に取った犯罪と言える。男は三重県桑名市の派遣社員で、東京都新宿区の法人からこのホテルに派遣されてきたのだという。

 ホテルの従業員が部屋の利用履歴があるにも関わらず、入金がなかったことから調査を開始。その結果、男が横領している可能性が高まり、警察に通報。捜査の結果、容疑が固まり、業務上横領の疑いで逮捕した。現在のところ、認否は明らかになっていない。

 この事件に、「派遣社員を使うということは、こういうリスクがあるということ。派遣された人間だって賃金も安いし、解雇と隣り合わせでいいように使われている。愛社精神も湧かないし、犯罪に走る可能性が高い」「おそらく人手不足で派遣社員を雇っていたんだと思われるが、ホテルのオペレーションが1人といい、色々と杜撰という感じがする」という声が上がる。

 また、ホテル勤務経験者からは「夜勤のワンオペ、現金払い、人手不足、チェックの甘さはもちろんだけど、きちんと清掃をしていなかったのでは? 宿泊に利用された部屋数と清掃の部屋数が合わなければすぐわかるのに」「1人で回せる程度のホテルだったら1人しか配置しないと思う。施設側の人を見る目がなかったということ」という指摘も出ていた。

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