満月になるとサメが人を襲う件数が増える。月の満ち欠けが生物に影響を及ぼす「ルナ・エフェクト」とは? (1/4ページ)
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満月は地球の生物に様々な影響をもたらすと言われている。サンゴが産卵し、動物プランクトンが深く潜る。海鳥は岸辺に集まり、ライオンの狩りの回数が減る。
人間の場合、満月になると、犯罪が増えるという説があるが、サメにも何らかの影響を与えているようだ。
アメリカの研究グループによると、満月になると人がサメに襲われる事件が普段よりも増えるのだという。
『Frontiers in Marine Science』(2021年12月1日付)に掲載されたのは、月の満ち欠けとサメの襲撃事件との関係を調べた世界初の研究だ。
・月の満ち欠けとサメの人間襲撃との関係性を調査
ルイジアナ州立大学とフロリダ大学の研究グループは、1960年から2015年までのサメの襲撃事件の記録を調査。
その結果、月の満ち欠けとサメの人間を襲う事件の発生には、はっきりとした相関があることが明らかになった。満月になると襲撃件数が増えるのだ。
なぜ満月になるとサメは人を襲うのか? 少なくとも、月夜は明るくて獲物を見つけやすいといったことではないようだ。
「夜の光が増えて、サメが見やすいということではありません。ほとんどのサメ襲撃事件は、昼間に起きています」と、ルイジアナ州立大学のスティーブ・ミッドウェイ准教授は説明する。