幸せの象徴のはずが……。別れのきっかけとなった“憧れのもの” (2/3ページ)
ちゃんと金が入ったら買おうよ」
これはもうペアリングがイヤで濁しているだけな気がするが、私の中で「お金のことまで考えてくれるしっかり者の優しい彼!」とトキメキ急上昇。
まぁたしかに指輪って高いもん、今すぐは難しいよね……。分かった、私おとなしく待ってるね。
■突然メールでフラれる
それから彼はバイトを始めたわけだけど、バイト先も教えてくれなかった。え、これもう完全にフラグ立ってるよね?
だけど私は「お金が貯まったらペアリングを買おう」という彼の言葉だけを信じていた。お互い来月にはバイト代が入るし、そのときにはふたりの薬指にキラッと光る指輪が買えるはず……。
そんな私の妄想とは裏腹に、ある日彼から1通のメールが届いた。何かと思って開くとそこには「和のどこが好きか分からなくなった。別れたい」とメッセージが……。
ええええ! いきなり!? てかメールかよ! 突然すぎる出来事に頭が追いつかないが、とりあえず破局だけは阻止しないと。「別れたい」の一点張りな彼を必死に説得して、なんとか話し合いの場を設けることができた。
■別れたがる彼に突きつけたお願いとは?
今までに見たことがないくらい暗い顔をした彼は、ひたすら「ごめん」と謝っていた。しかも泣いてた。いや、泣きたいのはこっちなんですけど!
でも泣くってことはまだやり直せる可能性ある? うん、今なら間に合うかも!
それから私は必死に「別れたくない!」「私のこと好きじゃなくても良いから見捨てないで!」と激重発言を連発したが、彼は一度も首を縦に振らなかった。
いやもう何なの……。「女心は難しい」っていうけれど、男も何考えてるのかさっぱり分からないわ……。
でもそんなに私がイヤなのね、じゃあもう良いよ。だけど私にはやり残したことがひとつある。
「分かった、じゃあ別れる前にペアリング買って」
そう、こともあろうに私は別れる条件としてペアリングを要求したのだ。