コロナ禍の今だからお参りしたい!疫神を鎮め疫病退散にご利益がある今宮神社 【前編】 (3/4ページ)
『源氏物語絵巻』
紫野御霊会と今宮神社
神輿に齋じ込めた疫神を具して、人々が踊り謳ったという船岡山。(写真:Wikipedia)
平安時代に入ると、うち続く疫病の流行を鎮めるために、平安京各地で盛んに御霊会が行われるようになります。今宮神社の紫野御霊会もその一つでした。
994年、一条天皇の命により、今宮の土地に祀られていた疫神を二基の神輿に齋い込めて船岡山に安置し、神慮を慰め、悪疫退散を祈願しました。これが紫野御霊会です。
老若男女が神輿に俱し、船岡山に登り、囃子に合わせて唄い踊り、病魔の寄れる人型を難波江に流しました。この神事が、平安時代から現在まで引き継がれ、毎年5月に営み続けられる今宮祭の起源となったのです。
ちなみに、今宮神社という名は、1001年に疫神を祀るこの地に新たに設けられた神殿三字ともども今宮と名付けられたことに由来します。以来、疫神を鎮める神社として朝野の崇敬を集めているのです。