高梨沙羅、小林陵侑、平野歩夢…感動をありがとう「北京オリンピック」名シーンを回顧

日刊大衆

画像はイメージです
画像はイメージです

 17日間にわたる激闘を終え、2月20日に閉幕した北京五輪だが、やはり、ハプニングもついて回った。

「競技に影響が大きかったのが人工雪。雪質が非常に硬く、スノーボードの芳家里菜選手(22)が練習中に脊椎損傷の大ケガをするなど、選手が危険にさらされました」(スポーツ紙デスク)

 加えて、数々の“悪質ジャッジ”も忘れられない。中でも、スキージャンプの高梨沙羅(25・高ははしごだか)らの失格は、世界的な話題になった。

「男女4選手の合計点で競う新種目・混合団体ノーマルヒルで、高梨選手は103メートルの大ジャンプを記録。ところが、“スーツの太もも周りが規定よりも2センチ大きい”という理由で失格になり、そのポイントを無効にされました」(前同)

 結果、日本はメダルを逃し4位に。スポーツライターの小林信也氏が言う。

「納得しがたい判定後、高梨選手は98.5メートルの好記録を出し、着地後に泣き崩れました。そんな姿を見て、チームメイトの小林陵侑(25)選手は発奮し、106メートルの大ジャンプを飛ぶことができたんです」

 この逆境で日本チームの絆が垣間見えたという。

「冷静沈着な高梨選手が初めて熱い感情を見せ、チームメイトも気持ちの込もったジャンプで、それに応えた。観ていて心が動かされるシーンでしたね」(前同)

 そんな高梨を支えた小林陵は、個人ノーマルヒルで金、同ラージヒルで銀と大活躍。その裏には、師・葛西紀明の存在があった。

「葛西選手に聞いた話では、2017年に“(ジャンプ時に)膝から下は置いてこい”と悪い癖を改善するためのアドバイスを小林選手に伝えたところ、急激な成長を遂げたそうです。このひと言が、今大会の活躍につながったのでは」(前同)

 そのためか、メダル授与式では取材に訪れた葛西の首に、小林が金メダルをかける一幕が見られた。

 スノーボード・ハーフパイプで、日本人初の金メダルに輝いたのが平野歩夢(23)だ。出身は新潟県村上市だが、小学生の頃に通っていた、福島県南会津町からも熱い声援が送られた。

「地元の建設会社の社長は、借金してハーフパイプ整備用の重機を購入し、練習の面倒を見ていたそうです」(JOC関係者)

 現在発売中の『週刊大衆』3月7日号では女子スピードスケート高木美帆やフィギュア男子シングルの羽生結弦の名シーンも回顧している。

「高梨沙羅、小林陵侑、平野歩夢…感動をありがとう「北京オリンピック」名シーンを回顧」のページです。デイリーニュースオンラインは、小林陵侑平野歩夢高梨沙羅羽生結弦オリンピックエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧