「重たいスーツケースを携え、階段で立ち尽くす私。意を決して持ち上げた途端、なぜか急に軽くなり...」(兵庫県・40代女性) (1/2ページ)
兵庫県在住のJタウンネット読者・Kさん(40代女性)から、駅での体験談が編集部に寄せられた。
それは今から20年以上前のこと。下の階に行こうとしていたKさんは、その場に立ち止まってしまった。
大きなスーツケースで移動していたのに、階段しかなかったのだ。

海外研修帰りで疲労困憊。それでも意を決して階段を降りようとした時だった。
近くの男子高校生が彼女のスーツケースを無言で手にとった。
――まさか盗難? 当時そう思った彼女は、今も後悔を抱えているという。
「私の両脇を抱えてくれたサラリーマン」お礼を言えなかった、と後悔している出来事が、私には2つあります。
どちらも25年前、田舎から大阪に出てきて専門学校に通いながら一人暮らしをしてたころのことです。
1度目は、初めての面接で初めてのスーツ、慣れないヒールで階段を降りていたとき。
JR大阪駅の朝のラッシュで、それはそれはすごい人混みでした。そんな状況で、私はよりにもよって階段で滑って転んでしまったのです。

その両脇を見ず知らずのサラリーマン2人が抱えてくれました。彼らは私を起こした後、何事もなかったかのように歩いて行かれ、お礼さえ言えていません。
「これが都会か」
と思ったものです。
2度目は、それから半年ほど経ったJR環状線の駅でのこと。
大きなスーツケースを引いて駅に着いたものの、エレベーターやエスカレーターがなく、私は階段の上で立ち止まってしまいました。
2週間の海外研修からの帰り。