妊娠7カ月の妻を崖から突き落とした夫が逮捕、現場は人気観光地 保険金目当ての殺害か (2/3ページ)
目撃者Aは「この場面を見た時、この男は妻を突き落とすか、妻が男を突き落とすかのどちらかかもしれないと冗談を言った。それほど2人の間には会話がなかった」と話した。動画は裁判で提出されている。なお、目撃者Aやその家族は男が妻を突き落とす場面を見ていない。
また証言台に立った別の目撃者Bは、現場近くを車で運転中、男に止められ、「妻が崖から落ちた」と言われたという。目撃者Bは「男に言われ、私は男の妻を探そうとしたが、男は私と一緒に探そうとしなかった。救急隊が来るまで私は男といたが、男はのんきで落ち着いていて彼の振る舞いはとても夫とは思えなかった」と言った。
一方、男は裁判で「私は崖で妻と一緒に座っていたが、妻が私に(数歩先に置いてあった)妻のカバンからスマートフォンを取り出すように頼んだ。私がスマホを取りに向かうと叫び声が聞こえ、振り返ると妻はそこにいなかった」と話し否認した。保険金に関しては「私はパラシュートやバンジージャンプなど、速さや危険さが魅力のスポーツに興味を持っていた。だから(妻を)生命保険に加入させた」と主張した。
妻の兄弟の主張は男と異なっていた。裁判では妻の兄弟のビデオインタビューが流されたが、妻の兄弟は遺体を取りに行った際、男は車の中にいたと明かし、「私たち家族はこれ以上ないほどに悲しんだが、男は悲しそうに見えなかった」と言った。さらに、「彼女(妻)はいつも誰かがローンを組むことに反対していたのに、彼女の死後、銀行から融資を受けていたと知って驚いた。それに彼女は高所恐怖症だった。そんな彼女がパラシュートなどの危険なスポーツをするのか」と付け加えた。
裁判の結果、男には有罪が下され30年の刑務所行きが言い渡された。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「事故に見せかけ妻を殺すなんて異常」「間違いなく保険金のための殺害」「妊娠中の妻を殺害できるなんて、男は精神がおかしい」「証言からも、明らかに男が犯人なのにそれでも無罪を主張するなんて狂気的」「証言はあるけど目撃者はいないようだし、もしかしたら事故なのかも」などの声が挙がっていた。
男の犯行に怒りを覚えた人も多いようだ。男に罰が下され、ショックを抱えながらも胸をなで下ろした関係者は多かったことだろう。