聖母マリアはなぜ慕われるのか いつから慕われるようになったか (3/3ページ)

心に残る家族葬

マリアが脇役なら危険を犯してまでそこまでする必要はない。彼らの孤独な心を癒やしてくれたのは聖母の慈愛だったのではないか。

ルルドやファティマに出現した存在も他の聖人や諸天使ではなく聖母だった。幻覚にせよ、何らかの超常現象にせよ、私たちが母に対して抱く、頼りたい、甘えたいという意識と無縁ではないと思われる。母への親愛が聖母信仰を生んだのである。

■人のぬくもり

母、母性というものは生命の故郷である。ギリシャの地母神ガイアがそうであるように、母なるものは生む存在である。「母なる海」「母なる大地」。私たちも母から生まれた。絵画や彫刻のマリア、御子を抱き微笑むマリアは慈愛にあふれている。あまりに偉大すぎて名前すら軽々しく口に出せない一神教の神には無い、温かいぬくもりこそがマリア信仰の根幹なのだろう。その意味で確かにマリアは神ではなく人間なのである

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