ドラえもんの道具かな?電話やスピーカー代わりになる「音響服」 (2/3ページ)
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試しにさまざまな方向から手をパンッと鳴らしてみると、1度以内の角度なら3メートル離れていても、手で鳴らした音を検出できたという。
「この服を着ていれば、電話に出たり、他の人とコミュニケーションをとったりすることができるようになる」と、開発に携わったMITのヨエル・フィンク氏は語る。
さらにシャツの裏地に1本の圧電繊維を縫い付けて、聴診器がわりに使うこともできる。いずれは、妊婦さんがお腹の赤ちゃんの心音を確かめるなんてことも可能になるという。洗濯機で洗えるところも、実用性を考える上ではポイントが高い。
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・マイクに匹敵する音検出性能
論文によると、音響服は市販のマイクに匹敵する音の検出性能を発揮したという。人間の会話、鳥のさえずり、木の葉がそよぐ音まで拾い上げてくれるそうだ。
音を増幅できるので、耳が不自由な人の補聴器の補助になるかもしれない。ほかにも、建物のひび割れを検出したり、漁網に折り込むなど、いろいろな応用が考えられる。
だが研究グループの最終的な目標は、ストレージや信号処理など、服をデジタル機器にすることだそうだ。ますますドラえもんの道具じゃないか。
「コンピューターが服になるんです。近いところまで来ていますよ」と、フィンク氏はPopular Scienceで語っている。