期待に応えすぎず自分を大切に。女性がイキイキと働くために必要な「自分力」とは (2/3ページ)

新刊JP

そのため、なんとか期待に応えようと「不調があるけれど無理をして頑張る」という選択をしてしまう女性も多いが、社会や周囲の期待に応えることを優先せず、自分がどうしたいのかという心の声を聞きながら、社会と自分のバランスをとることが大切だ。また、女性だけでなく周囲や社会が女性特有の健康課題について理解して環境を整えていくことも重要であると北さんは述べている。

■月経時の不調の影響を小さくする3つのステップ

女性の健康課題の中でも、最も身近なものが月経だ。女性にとっては、月に1回その日がきて、調子の悪さを感じることが当たり前になっている。そのため女性自身もそれを前向きに対処しようと思わずやりすごしていることも実は多い。

さらに月経による不調は、複数の症状が重なっていることがある。症状の代表的なものが月経困難症と月経前症候群(PMS)だ。
月経困難症は、月経痛の中でも日常生活に影響をきたすほどのものをいう。PMSは排卵と月経の間に起こる不調で、月経前1週間ほどに心、身体、行動などにさまざまな症状が出る。月経よりもPMSのほうがつらさを感じるという人もいる。月経による不調は個人差が大きいことも男女ともに知っておいてほしいポイントだ。

北さんは、こうした月経時の不調の影響を小さくするための方法として次の3つのステップを取り上げている。

(1)まずは自分の月経と体調を知る
どの心身の不調が月経と連動しているか知るために、手帳やアプリを使って、体調と月経の記録をつける。月経の期間だけではなく自分の不調についても記録していくと、連動が見え、自分をより知ることができる。

(2)改善するための工夫をする
女性ホルモンの不調には薬やセルフケアなど選択肢があり、人によって合う方法が異なるので、自分なりに試してみることが大切だ。婦人科を受診してみるという選択肢もあり、また、睡眠や食事などの生活面の改善を試すなど、いろいろ試して自分に合ったセルフケアを探っていくことが重要。仕事面では、可能であれば仕事の山場を外す、在宅勤務を選択するといったことが有効だが、職場の環境にもよる。

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