国や文化に関わりなく、好きな匂いには普遍性があるという研究結果 (3/4ページ)

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・なぜ匂いの好みは普遍的なのか?
 では、生まれ育った文化的背景があまり関係ないというのなら、人の匂いの好みを左右するのは何なのだろうか?

 研究グループによれば、まずもっとも大きな影響を与えているのは、「個人的な好み」であるという。

 ある人とある人とで好きな匂いが違ったとしたら、その54%は個人的好みの違いによって説明することができる。だが次に大きな要因は「分子構造」で、41%を説明するという。

 分子構造が匂いの好みに与える影響をさらに調べるため、研究グループはAIに人間の匂いの好みを学習させ(466種の匂い分子の評価データを利用)に、分子構造から人間がそれを好みそうかどうか予測させることにした。

 するとAIが予測した今回の匂い分子10種のランキングは、参加者が評価したものと非常によく似ていたのだ。このことからも、匂い分子の構造が、人の匂いの好みに強く影響していることが裏付けられるという。

 「匂いをどう感じるかは、分子構造によって決められた普遍的なものであることがわかりました。だから人から好まれる匂いや嫌われる臭いがあるわけです」と、アルシャミアン氏は話す。

 今後の研究では、今回判明したことと、匂いを嗅いだ時に脳で起きる現象とを関連付けて、その理由を解明していきたいとのことだ。
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