人間の体内に入り、自由自在に動くことができるスライムみたいな磁気ロボット (2/4ページ)
ロボットと言っても、現時点では自律的に行動することはできないという。まだ基礎研究の段階で、その特性の理解に努めている最中であるそうだ。
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・粘弾性に優れ自己修復できる素材
磁気スライム・ロボットの大きな特徴の1つは、「粘弾性」があることだ。つまり、あるときは固体に、またあるときは液体になる。
その原料は、「ポリビニルアルコール」、洗剤によく使われる「ホウ砂」、「ネオジム磁石」を混ぜたもの。
固体にも液体にもなる奇妙な性質は、「水」と「コーンスターチ(トウモロコシの澱粉)」を混ぜたものに似ているという。
この2つを混ぜると、「ウーブレック」という非ニュートン流体が出来上がる。
力を加えると粘度が変化するという不思議な特性があり、ぎゅっと握れば固体、ゆっくり優しく扱えば液体になる。スライムの粘弾性もこれと同じだ。
更に自己修復も可能で、この丈夫なスライムは、わずか数ミリ幅の複雑で狭い通路を移動することができ、その速度は1秒間に30ミリにも達するという。