睡眠パターンには16種類ある。10万人のデータ分析から判明 (2/3ページ)

カラパイア



 3b-1は、「眠りは深いが、一度目覚めるとなかなか寝付けない」人。3b-2は、「睡眠時間が短く、夜に目を覚ます人。目を覚ました場合、すぐ眠りに落ちることも、数時間眠れないこともある」。

 4b-1は「睡眠時間が長い人」。4b-2は「朝型人間」で、4b-6は「夜型人間」だ。

 4b-4と4b-5は、不眠症予備軍と評価された。どちらのグループも、夜中に目が覚めている長さは正常だが、前者は「覚醒と睡眠を頻繁に繰り返し、眠り続けられない」。後者はそうした「断片的な眠りはあまりない」。

 4b-3は、全体的に「睡眠と覚醒のサイクルが24時間よりも短い」人たちだ。平日は体内時計と一致しない生活をしているが、休日には寝溜めする。そのため概日リズムが狂ってきてしまう、いわゆる「社会的時差ボケ」という症状が見受けられる。

[画像を見る]

Clusters of sleep types identified by hierarchical analysis. (Katori et al., PNAS, 2022)

・睡眠障害の診断のヒントに
 こうした睡眠パターンは複雑かつ多様なもの。研究者は面白半分に分類したわけではなく、いずれ医療の現場で活用されるのではないかと期待する。

 たとえば、過去の研究からは、睡眠時間の短さを特徴とする不眠症は、神経認知機能の不具合と関連していることが示されている。

 一方、睡眠時間が正常な不眠症は、不安や考えすぎる傾向と関連があるようだ。

 腕の動きに基づくデータは、不眠症の診断だけでなく、精神や身体の病気のサインを発見する手がかりにもなるかもしれない。

 ただし実際に医療の現場で役に立つようになるまでには、まだまだ研究が必要だ。短期的に睡眠中の脳や筋肉の動きを測定しても、社会的時差ボケや朝型・夜型のニュアンスを区別できないし、今回の分類法にはまだまだ検証の余地がある。
「睡眠パターンには16種類ある。10万人のデータ分析から判明」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る