我が子に見捨てられた路上暮らしの108歳の老人を家族に迎え入れたのは、赤の他人の女性だった
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小さな思いやりが、誰かの人生を大きく変えることがある。その親切行為は、人から人へと伝えられ、更に多くの人にやさしさの輪を広げていく。
メキシコで11人の実子に見捨てられ路上暮らしをしていた108歳の老人。それでも彼は明るく日々を過ごしていた。
その老人を家族に家族に迎え入れたのは、赤の他人の女性だった。
・11人の実子に見捨てられ路上暮らしをしていた108歳の老人
メキシコ北部コアウイラ州に住むベニータ・ディアズルさんは、2021年の6月に車で走行中、1人の高齢男性が歩いている姿を見かけ、気になった。
その男性はかなり年老いており、歩行が困難な様子だった。ベニータさんは窓越しに「どこかへ行くのなら乗せていきますよ」と声をかけた。
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しかし、ドン・フェリペ・レジェスと名乗るその男性に行先はなかった。108歳のドンさんには、帰る家も待っている家族もいなかったのだ。
ベニータさんは、ドンさんをひとまず車に乗せて話を聞いた。その内容は、心を痛めるものだった。
ドンさんは3回の結婚で合計11人の子供に恵まれたが、誰1人ドンさんを気にかける者はおらず、みんな年老いたドンさんを見捨ててしまったという。
今は公共広場のヤシの木の下で暮らしているというドンさんに、ベニータさんは、「自分に何かできることをしたい」と思い、ドンさんをそのまま車で自宅へ連れ帰った。
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・ドンさんを家族として迎え入れる
年老いたドンさんに自分の祖父の姿を重ねたベニータさんは、このまま路上へ送り返すことはできないと、食事や新しい服を提供し、お風呂にも入れて、ヒゲの手入れをした。
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そして、彼を家族の1人として迎え入れる決心をした。
家族の了承を得て、ベニータさんはドンさんと正式に養子縁組をして、ついに正式な家族になった。
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現在、ドンさんはベニータさんの家族と共に、新しい人生を歩み始めた。
この1件をFacebookに投稿したベニータさんのもとには、見知らぬ人から多くの称賛の声やドンさんへの支援の申し出が寄せられたという。
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辛い生活を送っていても、常に笑顔を絶やさないドンさん。彼のファンも増えたため、ベニータさんはFacebookでドンさんの日常を投稿し続けている。
ベニータさんは「どれだけ年老いていても、新しい人生を送るのに決して遅すぎるということはないのです」と綴っている。
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written by Scarlet / edited by parumo
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